2022/09/09
どうも!ユダマッスルの油田です。やっぱり落ちちゃっていました・・・筋肉。今日のベンチプレス。今まで上げる事が出来ていた重さが全く上がりませんでした・・・。
カタボリック
私にはお化けと同じ位怖いものがあります。それが「カタボリック」です。カタボリックというのは「筋肉が分解される状態」の事です。特にダイエット(減量)時のカタボリックはただひたすらに恐怖です!
カタボリックとアナボリック
カタボリック?なにそれ??という方でも「アナボリック」という言葉を聞いたことはありませんでしょうか?カタボリックの反対語がアナボリックです。「アナボリックステロイド」の方がピンときますでしょうか?いわゆる筋肉増強剤です。ドーピング薬物です。通常では考えられないスピードで筋肉が発達します。その代償としての副作用もえげつない代物です。
アナボリックは日本語で「同化:どうか」と言います。タンパク質が合成されて筋肉が大きくなる状態です。対してカタボリックは「異化:いか」と言います。タンパク質が分解されて筋肉が小さくなってしまう状態です。
多くの人にとってワークアウトに求める一番の効果は筋肉の成長だと思います。筋力やスポーツパフォーマンスの向上が目的の人にとっても、カッチョイイ身体になりたい人にとっても、どちらも結局のところワークアウトで目指すのは筋肉の成長です。
筋肉(骨格筋)は様々な物質により出来ています。タンパク質、水分、結合組織等々。このなかで筋肉の成長を考えるにあたって最も重要なものは、実際に力を発揮する部分であるタンパク質です。
通常、筋肉の中では常に2つの正反対のプロセスが同時に発生しています。それが先に述べたタンパク質合成(アナボリック)とタンパク質分解(カタボリック)です。タンパク質合成(アナボリック)はアミノ酸が結合して筋タンパク質が合成され筋肉が作られるプロセスです。
一方タンパク質分解(カタボリック)は既にある筋タンパク質がアミノ酸に分解され筋肉が失われるプロセスです。筋肉量がどうなるかは、この2つのプロセスのバランスによって決まります。同時に起こっているどちらか一方がもう一方を上回る事で筋肉が増えたり減ったりもしくはそのままを保ったりします。
ダイエット(減量)時のように食事制限で摂取カロリーの制限を行い、更にワークアウトでエネルギーを消費すると、必然的に体内のエネルギーは枯渇します。そして必要なエネルギーを作り出すためにタンパク質の分解が起きやすい状態になります。
カタボリックを防ぐために出来ること
ではどうすればタンパク質が分解されるカタボリックな状態を出来るだけ防ぐことが出来るか?私は以下の事を実践しています。
・とにかくタンパク質の摂取量を増やす(小まめに摂取する)
・空腹の状態でのワークアウトを避ける。
・ワークアウト中にBCAAというアミノ酸を摂取する
・ワークアウト後速やかにタンパク質を多く含んだ食品かプロテインを摂取する
・食事(摂取カロリー)を制限しすぎない(ゆっくり痩せる)
・睡眠前にプロテインを摂取する
・ビタミン等を意識して摂り、体調を整える。
以上の事を意識的に行う事で、カタボリック優位な状況を作らないよう心がけています。ただ今回は、先週体調を崩してしまったというのが大きな原因だと思っています。
残念ながらどんなに頑張ってもダイエット中(減量)のカタボリックを完全に防ぐことは不可能だそうです。とは言え、なるべくカタボリックは防ぎたい!そのためには自分の体の中でどんな事が起こっているのかを知り、出来うる限りのことを行い、検証することが重要ではないかと思います♪