ユダマッスルの今日も頑張りマッスル!

筋肉を増やすと冷え性、肥満、糖尿病を予防、改善できます!

time 2016/04/18

筋肉を増やすと冷え性、肥満、糖尿病を予防、改善できます!

こんばんは!油田です。

今日のこのブログの結論は

「筋肉を増やすと冷え性、肥満、糖尿病を予防、改善できます!」

と言う事です。

お伝えしたい事はそれだけです!

長々と訳の分からないことを書いています。

お暇な方以外は本文を読み飛ばして下さいm(__)m

相当マニアックです!

ただ私、こんな筋肉のマニアックな部分も大好きなんです♪

 

 

筋肉を増やすと冷え性、肥満、糖尿病を予防、改善できます!

 筋肉の重要な働きに、力を出す、運動をするというものがあります。

そして筋肉はもう一つ、人間にとってとても重要な働きをしています。

「熱」を出すという事です。

 

人間が生きていくためには熱を出し続ける必要があります。

そのため筋肉にはもともと熱を出すための働きが備わっています。

その働きがどのような現象として起こっているかというと「震え」です。

震えの事を「シバリング」って言ったりもします。

 

皆さんも経験したことがあると思います。

寒いところに行くと身体が勝手にブルブル震えてしまいます。

おしっこをして体熱が奪われるとブルッ!と来ますよね(^^)

これは筋肉の収縮によって作られる熱を利用して

体温を維持しようとしているのです。

これを「震え熱生産」と言います。

 

そしてもう一つ「非震え熱生産」と呼ばれる現象もあるんです。

体内には震えるような運動をしなくても熱を作る仕組みがあるんです。

 

非震え熱生産の熱源として、

まず「褐色脂肪組織」という組織が重要な役割を担っています。

褐色脂肪さんは熱を作る事が専門です。

脂肪をエネルギー源として燃やすことで熱を生産しています。

 

褐色脂肪細胞にはミトコンドリアが多く含まれているそうです。

ミトコンドリアは見た目がちょっと赤っぽいです。

だから褐色脂肪も赤(褐色)っぽいんだそうです。

ちなみに普通の脂肪はミトコンドリアが少なく

白っぽいので「白色脂肪」と言われます。

 

褐色脂肪は熊みたいに冬眠する動物に多く見られます。

人間にも褐色脂肪はあるのですがめちゃくちゃ少ないのです。

一説では40g程度と言われています。

少ないながらも熱源として働いているのは間違いないそうです。

ただし実際どれ位、体温生産の役に立っているのかはよく分かっていません。

 

10年ほど前になります。

褐色脂肪細胞や筋肉が熱を出すための仕組みに関わっている

タンパク質が見つかりました。

細胞内のミトコンドリアの中に存在していたそうです。

「ミトコンドリア脱共役タンパク質(UCP)」といいます。

こいつがあれやこれやと働く事で運動をしなくても身体から熱が発生します。

 

ただしこのタンパク質、正常に作れる人と作れない人がいます!

日本人の約20%は正常に作れないそうなんです。

正常に作れないとどうなるか?熱を作る能力が低くなります。

つまり低体温や冷え性といった症状になりやすいんです。

また熱を作れない分だけ1日当たりの消費カロリーが

100kcalほど少なくなります。

 

10日で1,000kcal、1年で36,500kcalです。

36,500kcalを体脂肪で換算すると5kgほどに相当します。

同じような食生活、同じような運動量の人が居たとして、

正常に作れない人は、正常に作れる人と比べて5kg太っちゃうんです。

 

その後、筋肉にも同じ性質のタンパク質がある事が分かりました。

このタンパク質も筋肉の活動なしで熱を生み出します。

1g当たりの熱の生産量で比較すると、

筋肉は褐色脂肪より小さくなります。

ですが筋肉の量は褐色脂肪よりはるかに多いため、

全体でみると沢山の熱を発生していると推測されます。

 

このタンパク質は遅筋よりも速筋に多く含まれています。

遅筋にもミトコンドリアは多く含まれていますが

遅筋は姿勢を維持するための筋肉です。

そのため小さな力発揮を持続的に長時間行う使命があります。

無駄に熱を出してしまっては

エネルギーの浪費につながるからでしょう。

日常生活で重要な役割を果たしている遅筋は

エコに作られているでしょうね(^^)

 

ワークアウトをすると熱を生産する速筋線維の割合が増えます。

そのため、じっとしているだけでも

エネルギーが消費されやすくなっていると考えられます。

 

逆にマラソンのような長時間の有酸素運動を沢山こなしている人は

熱生産をするタンパク質の活性がきわめて低くなる事が分かっています。

長時間の運動に対応できるよう無駄なエネルギーを消費しない、

燃費のいい筋肉を作っていた方が都合が良いからでしょう。

という事は、有酸素運動メインで減量した人は、

その時点で運動を止めると太りやすくなる危険性があるという事です。

 

今まで書いた事は2000年代までに分かっていたことでした。

そして数年前、熱生産に関してさらに影響力の強うそうな

全く新しいタンパク質が見つかったんです!

その名もサルコリピン

 

サルコリピンについては、まだまだ分かっていない事も多いそうです。

結論から言うと筋肉が熱を生み出す原動力となるのがサルコリピン!

サルコリピンを増やせば熱を生み出しやすい、寒さに強い体質になります。

サルコリピンは筋肉の中にあります。

筋肉量が増えればサルコリピンも増えます。

冷え性で困っている人はワークアウトで筋肉を増やすことで

改善される可能性が高くなります。

 

またネズミを使った実験で面白いことも分かりました。

サルコピリンを人工的に無くしたネズミに

高脂肪食を与えると、みるみるうちに太って行く。

しかもその状態で糖質を与えると糖尿病に近い状態になったそうです。

 

サルコピリンが足りないと、冷え性になり、

肥満になり、糖尿病になりやすくなるんです。

逆に言うとこれらはすべて筋肉を増やすというアプローチによって、

予防、改善できるということになります。

 

サルコリピンは筋肉の中にありますが

速筋、遅筋のどちらに多く含まれているのか。

またサルコリピンそのものを増やす方法はあるのか。

今後の研究からも目が離せません( ̄^ ̄)ゞ

 


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